アメリカでインターネットの契約をする
家のインターネットの契約について書いておきます。
アメリカのインターネット会社 (ISP)
アメリカのインターネット会社(ISP)Top 5
アメリカではインターネットに先立ちケーブルテレビが普及したため、電話会社よりもケーブルテレビ会社の方がシェアが高いです。全米でのマーケットシェアのTop 5は以下の通り。
順位 | 会社名(ブランド名) | 事業種別 |
---|---|---|
1 | Comcast (Xfinity) | ケーブルテレビ会社 |
2 | Charter (Time Warner/Spectrum) | ケーブルテレビ会社 |
3 | AT&T | 電話会社 |
4 | Verizon | 電話会社 |
5 | Cox | ケーブルテレビ会社 |
アメリカのインターネット会社(ISP)の選び方
大手がおすすめ
個人的な経験からも、これらの大手から選択することを強くおすすめします。小さい会社やローカルな会社は、困ったときにサポートが望めないので。。
実際に、ボストンのアパートから紹介されたボストンのローカルネットワーク会社に申し込んだことがありますが、開通までのやり取りが酷すぎてキャンセルしたことがあります。
私の周りは私も含めほとんどComcast (Xfinity)です。
回線が安定しているのはもちろん、サポートもチャットでいつでもすぐ受けられるので、英語での電話が不安な人も安心なのでおすすめです!
ただし、アメリカはとにかく広いので、これらの会社も全てのエリアをカバーすることはできません。そのためまずは自宅がサービス提供エリアかを確認します。
自宅に回線が来ているか確認する
各社とも、Webサイトで住所を入力することでサービス提供エリアか、またどの速度のプランが選べるかを調べることができます。例えばXfinityで私の住むボストンの住所を入力すると以下のようなプランが選択できます。
本来Xfinityの提供プランは下り最大300Mbps〜6000Mbpsとなっていますが、私の住むエリアで対応しているのはこれらのプランのみということです。このように各社とも、サービス提供エリアや高速回線の対応エリアが異なります。
日本と比べお高めですね。。
どの速度にするか迷いましたが、リモートワークを考えて念のため800Mbpsにしています。
インターネットの開通までの流れ
プランを選んで契約する
Xfinityであれば、先ほどのWebサイトで希望のプランを選択して進むとそのまま契約までできます。途中、以下の選択肢があります。
- 携帯電話のプランもパッケージにするか(パッケージにすると少し安くなる)
- xFi Gateway(モデム + WiFiルーター)も+14ドル/月でレンタルするか
- 「接続・設定のためにエンジニアに自宅に来てもらう」か「Self-install(自分でやる)」か
私はモデムもWiFiルーターも自分で用意したので、「Self-install(自分でやる)」のみ選択しました。
私が用意したモデムとWiFiルーターは以下のものです。
- モデム:モトローラ MB7621 95ドルで新規購入
- WiFiルーター:tp-link deco X20 日本で使用していたもの
ここでのSelf-installというのは線を繋ぐなど専門的な知識が不要な作業についてです。回線開通工事などが必要になる場合はこの前の時点で教えてくれます。その場合は多少の作業費が発生します。
ちなみに今回モデムを購入したのはここMicro Center。日本と違いアメリカでは家電屋があまりないので、ボストン近郊在住でパソコン・IT機器関連ならこちらがおすすめです。
モデムの接続
手続き完了後、3, 4日ほどでGetting Started kitというものが送られてきました。どんなものかと楽しみに開封すると、
はい。中身はケーブル1本とオンラインマニュアルへのリンクのQRコードだけでした。(笑)
早速入っていたケーブルで壁のCOAX端子とモデムを繋ぎます。ここではまだモデムの電源は入れません。
オンラインで開通依頼
ここからはオンラインでアプリの指示に従い開通依頼をします。以下はXfinityの例。
- スマホにXfinityアプリをインストール
- Xfinity IDを作成しログイン
- モデムに記載されているMACアドレスを入力
- モデムの電源を入れる
- 数分待ってモデムが正常に起動すれば完了
- モデムをネットワークケーブルでテレビやPCに繋いでインターネットが使えるか確認
- WiFiルーターをモデムに繋ぎWiFiを設定(Deco X20の場合アプリから設定)
通信速度を確認する方法
実際どのくらいの速度でインターネットが使えるのか確認するアプリやサイトは多数ありますが、個人的にはFast.comが簡単でおすすめです。NETFLIXが運用しているという安心感もあります。
例えばXfinityの800Mbpsで契約している我が家で、Deco X20のWiFiを使用してiPhone 12で測定するとこんな結果でした。なかなか良いです。
今回はアメリカの家でインターネットを使えるようにするまでの流れでした。快適なネット環境を整備してQOLを上げましょう!