アメリカの電子レンジの凄いところと残念なところ
アメリカの一般的なキッチンにある電子レンジについてです。日本から来たら衝撃を受けること間違いなし。
アメリカの電子レンジの凄いところ
置き場所をとらずキッチンが広く使える
アメリカでは電子レンジはコンロの上の壁に直接取り付けられているのが一般的です。そのため置き場所に困らずキッチンが広く使えるのが良いです。
また賃貸の場合、初めから付いているので自分で購入する必要がないのも良いですね。ちなみにアメリカの賃貸で標準的な家電設備は以下のものたち。ほとんど自前の家電がなくても生きていけます。
- 電気コンロ兼オーブン
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 食洗機
- ディスポーザー
- 洗濯機(注:古い家にはなく、共同利用の洗濯機)
- 乾燥機(注:古い家にはなく、共同利用の乾燥機)
- エアコン(注:古い家にはなく、窓に取り付ける小型のものを用意する必要あり)
アメリカらしいワンタッチボタンが付いている
アメリカでは必ずと言っていいほど「Popcorn」、「Potate」、「Pizza」などのワンタッチボタンが付いています。すごくアメリカっぽいポイントです。
それにしても全部「P」で始まるのが不思議。(笑)
換気扇のような機能がある
そして上記の3P以外に、電子レンジの操作パネルには「Fan」や「Light」の文字が。
そう。このレンジの下にはライトやフィルターが付いていて、Fanをオンにすると換気扇のように空気を吸ってくれます。吸ってはくれますが、、詳細は後ほど。
出力が高い
日本の電子レンジは500W〜800Wが一般的ですが、アメリカでは1000W〜1200Wのものが多く、我が家のものも1000Wです。
アメリカでは日本以上に冷凍庫を多用するので、出力が高いと早く温められて便利です。
温め終わったあとのアラームがうるさくない
アメリカの電子レンジで一番好きなところがこれ。日本の電子レンジは温めた後に放置していると、取り忘れ防止のアラームが「ピーピー」うるさいじゃないですか。(私が使ってたのだけじゃないですよね?笑)
もうわかってるよ!ってなりますが、アメリカのはたまに「ピッ」と小さく鳴るだけで実にソフト。小鳥がさりげなく教えてくれるようでストレスフリーです。日本のは耳の遠い人に配慮しているのかもしれませんが、普通の人にも配慮して音量を選べるようにしてほしいですね。
アメリカの電子レンジで困ること
換気扇のようで換気扇ではない
「Fan」のスイッチを入れるとファンの轟音が響きわたります。これは凄いと感動するのも束の間、レンジの上面から強風が出ていることに気づきます。しかもレンジ下面からはほんの少ししか吸いません。
そう。これは換気扇ではありません! 強いて言えばサーキュレーター。(笑)
アメリカでは、お肉などをジュージュー焼く場合は外のBBQスペースで焼くのが普通なので、キッチンで油煙がでるようなことは想定されていません。そのため、活性炭フィルターで多少の匂いが取れればよいのです。
我が家の場合は下のようにレンジの上の天井に通気口があるので、多少は吸ってくれていると信じています。が、少しでも煙が出そうなときは窓を開けて換気しながら調理します。
冷凍ピザを焼いただけで煙探知機が作動してアラームが鳴ってしまったことがあるので、換気は忘れずに!
位置が固定されている
私は大丈夫ですが、取り付け位置が高いため人によっては使いづらいと思います。レンジは頻繁に使うでしょうから、その場合は別途用意した方がよさそうです。
今回はアメリカに来たら必ず困る電子レンジについてでした。料理が好きな人は家を決める際に換気扇がどうなっているかを確認するのをおすすめします。