アメリカで家賃を払うなら手数料なしでポイントまで貯まる「BILT」が最強です
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とにかく家賃の高いアメリカで家賃をお得に支払う方法をまとめました。
結論から言うと、「BILT Mastercard」で支払うのがベスト!手数料がかからずポイントまで貯まるので、アメリカで家を借りるならおすすめです。
航空会社のマイルに交換すると、還元率は1ドルあたり1ポイント=1マイル(交換キャンペーン時は最大2.5マイルも!)
BILTで家賃を払うだけで年に一回日本に帰国(往復)できる分のマイルを獲得できています!
アメリカの家賃の支払い方法
まずアメリカの家賃の一般的な支払い方法はこちら。選択できる支払い方法は住む家によって異なります。
- 小切手(Personal Check)
- 銀行小切手(Cashier’s Check/Bank check/Official Check)
- eCheck(電子小切手)
- 郵便為替(Money Order)
- クレジットカード
- デビットカード
- BILT Mastercard(この記事はこれの説明です!)
なお、初回の支払いは普通の小切手(Personal Check)は受け付けてくれない場合があります。
それぞれのメリットとデメリットをまとめるとこんな感じに。
支払い方法 | 手数料 | ポイント付与 | 自動支払い |
---|---|---|---|
小切手 | 必要 | × | × |
銀行小切手 | 必要 | × | × |
eCheck | なし | × | ○ |
郵便為替 | 必要 | × | × |
クレジットカード | 必要 | ○ | ○ |
デビットカード | 必要 | × | ○ |
BILT Mastercard | なし | ○ | ○ |
アメリカはクレジットカード社会ですが、家賃はカードで支払えないことが多く、また支払えたとしても手数料が発生(平均3%)します。
我が家の場合、家賃をカードで支払うと3%手数料をとられてしまいます。。
これだとポイントが付いてもマイナスです。
お得な家賃の支払い方法「BILT」
BILTについて
BILTは2019年にニューヨーク州で設立された急成長している注目のスタートアップです。多くのアメリカ人が高額な家賃を払い続けているのに家賃の支払いが何のメリットも産まないなんてもったいない!ということで立ち上げたとのこと。
Mastercard、大手銀行のWells Fargoと提携して「BILT Mastercard」を発行しています。この「BILT Mastercard」を使うと、アメリカの全ての賃貸物件でアプリを通して手数料なしで家賃が支払えて、さらにポイントまでもらうことができます。
未だに紙の小切手で支払うことがあるアメリカにおいてこの進化は凄まじい!
BILT Mastercardの特徴
では早速BILT Mastercardについて紹介します。特に重要なところを強調しています。
- 年会費無料
- 全ての賃貸物件の家賃が手数料なしでBILT Rewardsアプリで支払える
- 家賃の支払いでポイント(1ドルあたり1ポイント、年間最大50,000ポイント)がもらえる(※家賃支払い分のポイントをもらうには家賃の支払いを含め5回/月のカード利用が必要。つまり家賃の支払い以外に4回/月使えばOK!)
- 飛行機、ホテルの利用で2倍ポイント
- 飲食店の利用で3倍ポイント
- たまったポイントは家賃の支払いに充てられるほか、航空会社のマイルやホテルのポイントに1:1で移行可能
- ポイントの有効期限はなし
- 家賃の支払いはクレジットカード限度額に影響しない
まず年会費が完全無料なので持っていて損することはありません。
また家賃を支払う上で嬉しいのが、家賃の支払いがクレジットカードの利用限度額にカウントされないという点。家賃の支払いはデビットとして直接銀行口座から引き落とされる仕組みになっているので、限度額に関係なく家賃を支払うことができます。もちろん利用限度額より高い家賃も問題なし。
BILT Mastercardのポイントのもらい方
申込みと同時にBILTアカウントにサインアップします。
実際にはBILT Mastercardの発行元となる銀行Wells Fargoへの申込みとなります。クレジットカードなので申込み審査はありますが、比較的緩い印象です。
例えば私の場合、アメリカで最初のクレジットカードを作ってから半年、クレジットスコア700くらいでしたが、申請したらすぐに承認されました。
承認されると一週間以内にカードが送られてきます。
早速スマホに「BILT Rewards」アプリを入れて家賃のAutopayを設定します。
毎月手動での支払いも可能ですが、忘れると大変なのでAutopayを設定するのがおすすめ!
また同時に「BiltProtect Debit」をオンにします。これにより家賃はデビットで支払われることになり、クレジットカードの限度額に影響しなくなります。もちろんポイントはそのまま貯まります。
BILT Rewardsアプリで家賃を支払うと、家賃の支払い金額に応じたポイント(1ドルあたり1ポイント)がもらえます。ただしこのポイントをもらうためには、家賃の支払い以外に月に回以上カードを利用する必要があるので注意しましょう。
カード社会のアメリカではほぼ毎日カードを使うので、月に4回は余裕です!
※2023/7/24追記 以前は家賃の支払い金額に応じたポイント(1ドルあたり1ポイント)とは別に毎回250ポイントが貰えていたのですが、2023/5からは家賃の支払いに応じたポイントのみになりました。
例をもとにポイントの貯まり方をみるとこんな感じ。
- 3月1日 家賃の支払い 4,000ドル
- 4,000ポイント(暫定)
- 3月5日 カフェで利用 20ドル
- 40ポイント(飲食店なので2X)
- 3月10日 Amazonで利用 20ドル
- 20ポイント
- 3月15日 レストランで利用 100ドル
- 200ポイント(飲食店なので2X)
- 3月20日 スーパーで利用 20ドル
- 20ポイント
- この時点で月5回目の利用なので家賃分の4000ポイントが確定
上の例では3月に合計4,280ポイントもらえることになります。
年間獲得ポイントに応じて変わるステータス
1年間に獲得したBILTポイントに応じてステータスが変わり、得られる特典も変化します。特典は達成した月の翌月から適用となり、翌年末まで有効です。
※2024/2/29更新 2024年から必要ポイントや特典が変更になったので更新しました。
- BLUE (必要ポイント:50,000未満)
- 2,000ポイントから提携航空会社・ホテルのポイントに1:1で交換可能
- SILVER (必要ポイント:50,000)
- ポイントのマイルへの変換率がBLUEよりお得になる
- スポーツ観戦などの限定チケットの優先購入が可能
- 1,000ポイントから提携航空会社・ホテルのポイントに1:1で交換可能
- 所有ポイントに毎月利子がつく
- 実績を見ると利子は毎月末のポイントに対して0.04%のポイントが付与されるようです。
- GOLD (必要ポイント:125,000)
- ポイントのマイルへの変換率がSILVERよりお得になる
- スポーツ観戦などの限定チケットをSILVERより優先的に購入可能
- Homeownership conciergeを利用可能(家を購入する際のサポート、別の賃貸に移り住む際のボーナスポイントなど)
- その他はSILVERの特典内容と同じ
- PLATINUM (必要ポイント:200,000)
- スポーツ観戦などの限定チケットをGOLDより優先的に購入可能
- ポイントのマイルへの変換率がGOLDよりお得になる
- その他はGOLDの特典内容と同じ
アメリカの家賃は高いので、普通に家賃を毎月払えばそれだけでSILVERステータス以上になるかもしれませんね。
BILTポイントと交換可能な提携航空会社・ホテル
貯めたポイントはBILTのアプリから航空券、ホテルの予約に利用できる他、以下の提携航空会社・ホテルグループのマイル/ポイントに1:1で交換できます。
私と同じく日本帰国用に使いたい人は、ANAの特典航空券に利用できるUnited Airlineのマイルに交換するのがおすすめです!
しかも燃油サーチャージがかからないためANAでとるよりお得になることも。
※Virgin AtlanticもANAの特典航空券に利用できますが、webではなく電話(もちろん英語)での手続きなのでUnitedの方が便利です!
提携航空会社
- The American Airlines – AAdvantage program
- Air Canada – Aeroplan
- United Airlines – MileagePlus
- Emirates – Skywards
- Air France / KLM – Flying Blue
- Hawaiian Airlines – HawaiianMiles
- Turkish Airlines – Miles&Smiles
- Virgin Atlantic – Virgin Points
- Cathay Pacific
- British Airways – Executive Club
- Iberia Plus
- Aer Lingus AerClub
提携ホテル
- IHG One Rewards
- World of Hyatt
「BILT Mastercard」の利用金額の支払いはアプリで簡単
BILT Mastercardは提携先のアメリカ大手の銀行であるWells Fargoが発行します。なのでWells FargoアプリでもBILT Mastercardの支払い処理ができます。でもわざわざWells Fargoアプリを使わなくてもBILT Rewardsアプリで支払いできるのでその方が簡単です。
今回はアメリカで家賃を支払う方法としておすすめのBILTを紹介してみました。
何かと面倒な家賃の支払いを簡単にでき、しかもポイントまで貯まるという優れもの。アメリカで賃貸に住むなら是非早めにゲットしてください!