アメリカで美味しい食パンを食べるにはホームベーカリーがおすすめ
アメリカに来て不満があったことの一つは美味しい食パンがないこと。今回ようやく日本から送ったホームベーカリーが届いたので生まれて初めてパンを作ってみました。
結論から言うと、ホームベーカリー最高です!
アメリカのパン事情
アメリカのパン屋さん
移民の国アメリカでは世界中から様々な人が集まっているので、当然美味しいパンも売っています。しかしラインナップは日本とは異なり、硬めのパンが多くフワフワの食パンはありません。
そしてみんなスーパーで買うためか意外にもパン屋が少ない印象です。
スーパーのパンコーナー
アメリカのスーパーにはベーグルやホットドックパンに混ざって食パンも置いてあります。むしろ種類は日本より多いくらい。
でもやっぱりどれも薄切りでパサパサしたものばかりなんです。
日本育ちとしてはフワフワの食パンがあたりまえですが、こちらで一般的なこんな感じの具沢山のサンドイッチにはソフトなパンは適していないのかもしれません。
ホームベーカリーでパン作り
渡米前からそんな話は聞いていたので、念のためにと引越し荷物搬出日の前日にホームベーカリーを買いにビックカメラに走りました。半年も前なので忘れかけていましたが、ようやく船便で到着したのでさっそく使ってみました。
日本ではパン作りなんてオシャレな生活している人だけのものでしょ〜なんて思っていたので、まさか自分が使うことになるとは!
ホームベーカリーの種類
ホームベーカリーはアメリカでも買えますが、日本から持ってくるのがおすすめです。その理由は以下の二つ。
- 食パンには日本メーカーのホームベーカリーが最適(選択肢は主にシロカかパナソニック)
- アメリカで買うより安い
私が買ったのはこちらのシロカのホームベーカリー。ビックカメラのオリジナルカラー?のブラウンでしたが白よりキッチンにマッチして良かった♪
ちなみに9,870円でしたが、アメリカのAmazonで買うと$193.75(現時点の為替だと26,350円!)です。
今思うとほんとにコスパ最強です。
また、シロカに限らず日本のホームベーカリーは100V専用なので、110V〜120Vのアメリカで使用するときは変圧器が必要です。そのまま使えているというレビューもあったりしますが、故障のリスクが高いので是非変圧器も用意しておきましょう。
私が日本から持ってきたのは日章工業の1500W変圧器NDF-1500U。上の写真の奥にあるクリーム色のがそうです。メーカーのwebページによると1時間以上連続して使用する機器の場合は機器の消費電力の1.25倍の容量が必要とのこと。
我が家のホームベーカリーの消費電力は550Wなので1000Wの変圧器でも十分でしたが、大は小を兼ねるということで大容量のものにしました。変圧器はW容量以外にも入力電圧によっても製品が異なるので、購入するとき間違えないように!選び方については日章工業のページに詳しく書いてあります。
パン作りのレシピ
メニューは「食パン」、「早焼きパン」、「ソフトパン」など色々ありますが、最初にソフトパン1斤を作ってみました。使った材料は以下のとおり。
- 水 110 mL (ブリタの浄水)
- 牛乳 80 mL (Trader Joe’sのWhole Milk)※付属のレシピだとスキムミルクですが手元にないので牛乳で代用
- 小麦粉 260 g (ボストン発祥のKing Arthur Baking CompanyのAll-Purpose Flour)※パン用の強力粉(Bread Flour)もありますが、All-Purposeの方がソフトなパンができるとのことでこちらを選択
- 砂糖 18 g (Trader Joe’sのOrganic Cane Sugar)
- 塩 5 g (手元にあった食塩)
- バター 22 g (Trader Joe’sの無塩バター)
- ドライイースト 3 g(Fleischmann’sのActive Dry Yeast)※常温保存ですが開封して余ったイーストは冷凍庫で保管します。
以上の材料を全てパンケースに入れてスタートボタンを押すだけでパンが焼き上がります!すばらしい!
ちなみにレシピだとドライイーストが小麦粉以外と触れないように入れることになっていますが、これはスタートするまで長時間放置する場合の話なので、予約機能を使わずすぐにスタートする場合はイーストを入れる順番を気にする必要はありません。
パン作り初挑戦の感想
材料を入れてスタートするだけと非常に簡単で、フワフワの美味しいパンが食べられて大満足です!
ただ今回作ったソフトパンは焼き上がりまでおよそ5時間!と長いので、その後は3時間で焼き上がる早焼きパンにしています。ソフトパンより「こね」や「発酵」のステップが短いため膨らみが弱く小ぶりにはなりますが、それでも十分です。
予想外にパン以外のメニューも大活躍
食パンのために購入したホームベーカリーでしたが、パン以外にも「ジャム」や「お餅」などのメニューがあることに気付き、早速「お餅」を作ってみました。
結論から言いますと、お餅めちゃくちゃ美味しいです!
もともとお餅大好きですが、日本でもスーパーに売っている切り餅くらいしか食べていなかったため、つきたてのお餅の美味しさに驚愕しました。しかも冷凍すればいつでも美味しく食べられます♪
お餅のレシピ
お餅の作り方はパンよりずっと簡単で早いです。材料は以下の2つのみ。
- 水 320 mL (ブリタの浄水)
- もち米 420 g (もち米 かがやき)※ちなみにもち米はSweet riceです。
スタートしてから1時間15分とパンよりずっと早いのも嬉しいところ。
我が家ではきな粉餅やのり餅で美味しくいただいています。お雑煮にもよさそうです。
今回は初めてホームベーカリーで食パンやお餅を作ってみましたが、簡単だし美味しいし最高でした!
アメリカに引っ越すならホームベーカリーをお忘れなく!